自分と向き合うとはどういうこと?
本音と建て前
建前は相手の気分を損ねないようにコミュニケーションするために便利な方法だけれど、
偏りすぎていると本音がわからなくなります。
常識や世間体などに占領されて自分が脇に追いやられている状態を、”苦しさ”という感情で教えてくれます。
偏ってますよ、というサインですから、それに気づく自分自身であればいいですよね。
以前、自分の使命は家を継ぐことだとおっしゃる方がいたのですが、その方はそういいながら家のために自分の人生が犠牲になっていると涙を流されていました。使命というのは魂の目的の一つで、その目的を果たすために命を宿したわけですから使命に生きるというのはパワフルで喜びそのものです。なのに涙を流すということは、その道は使命ではないよ、と身体が教えてくれていたんですね。
本音か建て前かわからないというかたは、
もし、やりたいことが十分できて、お金の心配も全くなく、自由に何でもできるとしたら、それを選ぶかどうか、”本当はどうしたいの?”とご自身に問うてみてもいいですね。
自分自身と仲良くなるほど本音がわかるようになり、自分が好きになっていきます。誰かに認めてもらいたいという欲求が薄らいで、何かを埋めるためのコミュニケーションがなくなっていきます。
自分に素直になる
自分に素直になると自分が自分の一番の味方で理解者なので満たされますし、満たされるから自分の中が平穏になり、与えれるようになり、自分を責めたりするような頭の中の声がどんどん小さくなっていき、心の穴を埋めるための行動がなくなっていきます。
シータヒーリングの創始者であるヴァイアナさんの所にガンを治してほしいとやってきたある女性は、その方のパートナーが浮気をしていて、家族がバラバラにならないようにガンを患うことで繋ぎとめていたことがわかったそうです。浮気しているパートナーに家族をつなぎ留めておくためとはいえ、復讐していることにも気づいたそうで、見たくも信じたくもない自分自身と向き合うことはとても辛いことですが、何を大切に思っているのか、何が嫌なのか素直な気持ちに気づいていきます。
そうしなければ自分を守れなかった、生きてこれなかったことがわかると
情けない自分が愛おしく思えてくるから不思議です。
この時癒しやゆるしが自分の中でおきているのでしょう。
自分に素直になるというのは、自分のありのままを肯定していくこと。
あ、今モヤモヤした、嫌だなと思った、ウキッとしたなど、日ごろから自分の感情の動きに敏感になり、どんな酷い感情が自分の中にあっても、自分の一部であることを素直に受け止める覚悟とその感情を持った理由を知ると自分の輪郭がどんどん明確になり、自分が好きになっていくことに気が付くでしょう。
自分と向き合ううえでは、どんな自分も隠さず素直に見せられる自分自身との関係を築くことが大切だと思います。
「自分が嫌い」「自分がわからない」という方にもお勧めです。
自分に向き合うことは
私は自分に向き合うこととは、今までの人生をとおして得た経験や知識、情報などから出来上がった自分が、なぜその考えを受け入れたのか、その考えを受け入れることで何を得たのか、魂は何を学ぶためにそれを経験したのかを紐解き、より自分らしく在るために不要な思考を解放して、完璧ではないありのままの自分をゆるしながら受け入れ愛していく過程だと思っています。
例えば私は自分のことを”できない””頭が悪い”と思っていました。
それは子供のころ母親に”お姉ちゃんに教えてもらいなさい”と言われたことが自分を劣った人間と言われたような気がして受け入れてしまったのです。他愛のない一言です。
些細な悪意のない言葉でも、”できない人”として人生を長く送ることさえあるのです。
”できない人”として生きることで何を得たのでしょうか?
メリットはたくさんあります。
目立たなくていいし、無責任で済むし、夢や希望を諦める理由にもなったし、
つまり”楽”を得ていたわけです。
周囲から叩かれないように、自分の外側の”正しさ”で自分の存在を守ろうともしていることもわかりました。
今度は魂が何に気づかせようとしてこの経験をしているのか問いかけてみます。
問いかけてすぐには答えが得られないこともあるけれども、
諦めずに問いかける時間を作っていきます。
それがわかった時、自分に対するレッテルや思い込みを手放せます。
自分自身とは一生のお付き合いです。
よりよい自分関係は他の誰かにしてもらうことはできません。
どうせなら自分自身と結婚する勢いで愛してみませんか?
まとめ
・建前に偏りすぎると本音がわからなくなる。
・自分に素直になるとはありのままの自分を肯定すること。
・自分と向き合うとは、より自分らしく在るために不要な思考を解放して、完璧ではないありのままの自分をゆるしながら受け入れ愛していく過程。
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