学校に行かなくなって不良と付き合う
安心する場所が欲しい
わが子が不良と付き合うようになるのは親としては心配なりますね。
でも何をそこに求めているかを感じたことはある?
私はラッキーにも夜出歩く息子から迎えに来てほしいと連絡をもらえたので、わが子がどんな子たちと付き合っているのか知ることができました。
この子達と付き合っているなら大丈夫、と思ったくらい純粋な子たち。
見た目とは裏腹に純粋すぎて社会(学校も含む)の中で生きずらさを感じるのも無理はないなと思ったくらいです。
この子達が求めていたのは”居場所”です。
学校にも家にも自分の居場所が脅かされる中、必死で探した先がたまたまそこだった、ということ。
自分のことを受け入れ、理解してくれ、心の中を話せる、似た境遇にいるなど、居心地のいい場所を求めるのは自然です。
そしてもう一つ私が感じるのは、”自分を表現している”ということも忘れてはいけないな、と思うのです。
服装や髪形、眉、行動などいろんなところで表現している。
もちろん、だからと言って自分を含めて人を傷つけたりしていい理由にはならないけど、自分を表現できて受け入れてくれる場所、ありのままで受け入れてくれる場所がもし家庭にあったら、あえてその場所を選ぶのかは私たちが見直すものがあるのではないかと思うのです。
どんな思いからの行動なの?
いろいろとクライアントさんとお話を伺う中で、”家族で出かけるようにしている、話す時間を作っている、気を遣っている”などお母さんたちはすごく努力されているのが伝わってきます。
さらに兄弟がいる場合は、その影響も心配ですよね。
”こんなに努力しているのに変わらない”と悲しくなったり、まだ何か足りないんだと責めたり、いつまで続ければいいのか不安に押しつぶされそうにもなったりしたけど、私はわが子が犯罪者なって命の危険があると感じたとき、初めて家族と一緒にいる時間やわが子を思いやる気持ちがとても大切だったと痛感しました。
生きてさえいてくれたらいい!
そう感じてからは、学校に行こうが行くまいが、子供の将来の不安も薄れて、わが子のためにご飯を作ること、作ったご飯を食べてくれること、家に帰ってきてくれることなど、当たり前すぎるくらい小さな日常が喜びに変わっていきました。
明日は学校に行ってくれるのかな?という思いの入ったご飯は食べられないのです。
そんな友達と付き合っているなんて!という思いで家族一緒の時間を過ごしても伝わらないんです。
学校に行っているわが子を愛したいのか、
わが子の存在そのものを愛したいのか、
親にどんな風に愛されたかったかを想像するのもヒントになるかもしれません。
気持ちを素直に伝えることもあり
お母さんたちは多くのプレッシャーの中にいるときにこそ、自分のためにちゃんと自分の思いを伝えることもあっていいんじゃないかと思います。
ぢんさんは本音は”怒りをぶつけたり、責めたりすることではなく、告白です。”とおっしゃったことがあるのですが、忘れられない大切にしてる言葉のひとつです。
告白ですから誰も傷つけることがない、と言います。
私もすっごい勇気を出して”私はあなたが犯罪者になって人生をめちゃくちゃにするのを絶対に見たくない!”と言ったことは忘れられない出来事ですが、
気を遣って顔色伺っていた時の言葉がけとは真反対の態度に驚いたはずです。
”あなたのために(言ってるの)”という”正しさ”よりずっと言葉に迫力があるのは、私の真実が伝わるからなんだと思います。
私が間違っていようと正しかろうと嫌なものや嫌、という私だけの真実ですね(笑
言葉の良しあしは置いといて💦
自分の正直な気持ちを自分の耳で聞いて内に溜め込まずに表現することが大切ですから、相手が聞き入れるかどうかは相手の判断、ということも忘れずに。
そして、家庭という場所がお子さんにとって居心地のいい場所というだけでなく、お母さんにとっても居心地のいい場所にしていくことも大切と思います。
是非、ご自身を我慢するだけの人にしないように勇気をもって頂けたら嬉しいです。
まとめ
・お子さんは不良に何を求めているかを知る。
・あなたの言動は価値観ベースか存在感ベースか意識する。
・あなたの本音に向き合い、伝えてみる
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