”嫌われている私”

こんにちは。

今日の話題は介護施設での実際の出来事だけれど、

私たち不登校の子を持つ親にとっても応用できる話題じゃないかと思って、

私たちの現実はこうしてできているんだとわかりやすい例を経験したのでシェアしたいと思います。

 

 

Aさんは介護施設を利用する92歳の女性です。

彼女は夜眠れなかったらしく、リビングの自分の席でウトウトしていました。

 

この日はみんなが楽しみにしていたおやつ作りのイベントがあり、他の利用者さんは席を移動して準備をし始めたところです。

Aさんには夕べ眠れなくてつらいだろうから、準備が整ってから声をかけようと利用者さんたちと話してました。

 

Aさんがふと目覚めて一言、

「どうして私に声かけてくれないの?!どうせ私は嫌われているから!!もういい、絶対参加しない!!!<(`^´)>」

と言って大好きなおやつを作るどころか拗ねて出ていってしまいました。

 

 

 

Aさんの真実は

 

誰にも声をかけてもらえない、嫌われている私。

 

他の方たちの真実は

 

Aさんは夕べ眠れなかったから、準備ができるまで眠らせてあげよう。

 

事実はこれだけ

 

・Aさんは自席でうとうとしていた

・Aさんに声をかけずにイベントの準備を始めようとしていた

 

このように同じ現実でありながらAさんと他の利用者さんたちの真実には違いがあります。

Aさんは”私は嫌われている”という世界をまぎれもなく真実として生き、

他の利用者さんは”思いやる”世界を真実として生きてる。

 

 

自分がどのように意味づけするかで、自分の見える世界が違ってくるのをなんとなく感じていただけましたでしょうか?

 

Aさんはこの経験で”自分は嫌われている”ことを体験したわけではありません。

もともと”自分は嫌われている”と思っているから、そのように事実を解釈した、ということです。

 

 

私たちはネガティブに感じる出来事に時々出会います。

あまりにもリアルすぎてなかなか抜け出す道が見えないことだってある。

 

愛されてないと感じたとき、人間関係が上手くいかないとき、自信を失いそうになったときなど

多くの人が遭遇する悩みだと思うけれど、

私たちは不登校を通してこれらの根源的なものを経験しているのではないでしょうか。

 

時には一息つきながら、でも諦めずに自分がどんな思い込みを持っているかに気づいて、

”それ本当?”と疑ってみると違った景色が見えるかもしれませんね(^_-)-☆

 

 

この色のないお魚に

 

この色を付けて泳ぐか

この色を付けて泳ぐかは自分で選べることを頭のどこかに置いていただけたら嬉しいです。